츄잉~ chuing~

巻頭カラー：瓜江、才子、不知、六月の初期クインクス班。まだ瓜江がスレてた頃。『もう交わることのない４つのピース──』以下本編。 ■”王”率いる食料班は──… 林の中を進む金木たち。少し開けた場所を歩いている。万丈「あと５０ｍほどで二つ目の検問にかかる」金木「──予定通り行きましょう」「ちょうどいい具合に開けてますし」手でサッと合図する金木。喰種「!」「”アレ”を──…」１５人ほどの喰種が一斉に、抱えていた大きな布袋を開く。中から出て来たのはジャージやウインドブレーカーにトレッキングシューズなど。さらに別の喰種が袋の中身をジャララっとぶちまける。出てきたのは大量のトレッキングポールにアイゼン。万丈「しかしこれだけの量をよく揃えたな」金木「月山さんのお陰です」「さすがにアイゼンなんかは買いましたけど」ティコ『登山服はちょっと…スポーツウェアならいくらでも揃えられるが』月山『Excellent! もちろんそれで構わないよ』と電話で話す月山の描写。そして喰種たちが着替えを終える。登山靴にスポーツウェア、帽子にトレッキングポールを持つ姿は登山家風そのもの。微笑む金木「バッチリですね」だが登山服の喰種たちは不安そうな表情を見せる。「王さま本当に大丈夫でしょうか…？」金木「もちろんですよ」「”喰種”が堂々と集団行動するなんてほとんどありませんから」「それに──あの検問は基本的に車両を対象にしてるはずです」片道３車線の幹線道路のような道にはパトカーが何台も並び、通っていく車を片っ端から止めている。「予定通り、”陽動班”は登山サークルを装って歩道を直進してください」「年齢的にも大学生に近い方ばかりだから問題ありません」「検問に差し掛かったところで”本隊”は裏の小道を進みます」「フェンスを越えるところさえ抜ければ、もう難所はありません」喰種「…分かりました」「頑張ります…！」満足そうに微笑む金木「それでは──…」と言いかけたところで、ふと検問に目を移す。「………」四方「…どうした？」金木「…………」検問の様子をじっと見ている金木。金木「……”早すぎ”ますね」四方「…？」金木「………」「すみませんが、しばらく『待機』でお願いします」万丈「おい、金木──…」人差し指を口にあて、ジェスチャーで万丈を制する金木。四方「どうした、研」金木「あの検問……早過ぎる気がしませんか…？」四方「早すぎる…？」検問に当たる警察官たちは、免許証を確認するとすぐに通していく。金木「………」「やっぱりおかしいですね」「そもそもこれだけ大掛かりな検問にも関わらず【CCG】の車両が一台もいません」「それに免許証を提示しただけですぐに通すなんて…」万丈「検問だからそりゃ免許証は見るだろ？」金木「………」バサっと地図を広げる金木。検問所と思わしき場所に×印がつけられ、樹海まで至る１本のルートが書かれている。地図を丁寧に指でなぞる金木「……」四方「何が気になるんだ」金木「そもそも検問の情報が簡単に手に入ったことが不思議だったんです」「”僕ら”は──いえ」どもる金木。「すみません、【CCG】では事前に検問の場所を通達することはほとんどないんです」「情報漏洩を警戒してのことでしょうが──」万丈「けどよこれだけ大掛かりな検問なら、ある程度準備は必要だろ」金木「もちろんそう考えることもできます」「ただ──…」四方「ただ？」金木が地図を指さす。「樹海に至るこのルート」「これは検問を避け、樹海に至るための”最良の”ルートではありません」万丈「!」金木「──”唯一の”ルートなんです」四方「……!!」「白鳩(ﾊﾄ)による誘導かもしれないってことか…」金木「…可能性はあります」そう言って再び検問所の方を見やる金木。金木「……24区へ連絡を入れてみましょう」万丈「………」金木「皆さんは、しばらく待機でお願いします」不安そうな四方。【24区黒山羊(ｺﾞｰﾄ)本部】場面は黒山羊の通信室。『definite』の表示のままのパソコン。電話らしきものがあるが、動作していない様子。

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이거 가짜 스포인가요?